北菱電興株式会社


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PROJECT - 01

NEO-KOTO輝

技術開発事業部 開発部

宮越 祐子若林 達也

このプロジェクトに取り組むきっかけ

若林 開発部の次世代の柱となる新規事業の企画起案の中、日本の伝統、⽂化を継承・発展させていくことへ貢献できないか考察していたところ、⼩中学校の学習指導要領で和楽器を⽤いた授業を取り⼊れるよう謳われていることを知りました。実際授業で導⼊されている和楽器をリサーチしたところ、全体の4割以上が箏を採⽤していること、そして調弦に多くの時間と労⼒を要していることも分かりました。調弦に使⽤するチューナーの開発は当社にとって難しいことではなく、箏にチューナーを内蔵すればどうかとの案がまとまり、スタートしました。

プロジェクトのスタートはどのような雰囲気でしたか?

若林 楽器の開発、製造、販売という、これまでと全く異なる新しいジャンルに⾶び込むことになりましたが、根拠がそれなりにあったので、スタートは意外と楽観的な雰囲気でした。しかし、新規業界参⼊と販路開拓においては当社ではあまり経験がなく、プロジェクトという少数メンバーの中、どのように北菱ブランドの製品を全国に周知するか、どのように売り込んでいくかなどを⼿探りで検討する必要がありました。

印象に残っているシーンや⾔葉は?

宮越 平成30年度の金沢かがやきブランドの大賞を受賞したことです。申請に間に合わせるためにわずか6ヶ月で製品化にこぎつけたこと、申請書類の作成、審査会でのプレゼンを⾏ったことが一気に報われた瞬間でした。またこの功績が認められ、プロジェクトがその年の社長賞に選ばれたのも、その後の励みになりました。東京ビッグサイトでの2018楽器フェアや全国各地の⾳楽教育研究大会に出展した際に一般の⽅、先生⽅に触れて頂きましたが、演奏感覚・⾳色・調弦のしやすさ・コンパクトさ・安全性など高い評価を頂きました。初めて箏に触った、箏をやってみたいとの声も多く、⼿ごたえを感じました。

このプロジェクトが目指すゴールは?

宮越 このNEO-KOTO輝が多くの方にお求め頂き、箏を楽しむ人が増えることで、和楽器人⼝の減少に⻭⽌めをかける一助になることです。また会社にはこの新しい取り組みをバックアップしてもらっているので、利益という形で還元するとともに、開発部の新しい事業の一つとして楽器部が確立するよう頑張って参ります。

プロジェクトに取り組んだことで、ご⾃身はどのように成⻑できたでしょうか?

若林 携わったことがない分野に取り組ませて頂いたことで、未知の世界・業界を知ることができ、これまで関わり得なかった⽅々との出会い、交流ができたことで、これまで以上に広い視野で数年後を⾒据えた取り組みを意識するようになりました。詳細は⾔えませんが、今期新たに2本の企画・プロジェクトを⽴ち上げて進めていく予定ですので、このプロジェクトでの経験を生かしたいと思います。

PROJECT開発ヒストリー

PROJECT - 01

NEO-KOTO輝

PROJECT - 02

アシストプロジェクト

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